「NBAを知っていますか?」
ダイアモンドバスケットボールスクールの、僕が担当している各クラスで【NBA】というワードを出しても、それよりスラムダンクの方を知ってる子たちが多いです。笑
だから僕はいつも、「NBAは、世界で一番バスケが上手い人たちが集まって試合するリーグ」と説明してます。
歴史的瞬間がおとずれる
さてそんなNBAで、2023年2月8日(日本時間)に歴代最高得点の記録更新がありました。それは、ロサンゼルス・レイカーズに所属する
レブロン・ジェームス選手(38歳)による※以下、レブロン
実に38年ぶりの新記録更新となりました。

出典:月刊バスケットボールWEB
レブロンは18歳の時に高校卒業と同時にNBA入りを果たし、そこから20年間という現役生活を闘い、1984年にカリーム・アブドゥルジャバーが記録した3万8387点を抜いて歴代トップに躍り出たのです。
記録を達成した時点から、この記録をあとどのくらい伸ばすか?というところに注目が集まっています。38歳で現役というだけでも…というよりもNBAで20年間各チームと契約を続けるだけでも本当にすごいと思うのですが、
今後誰も私の記録を抜けないだろう、とカリーム本人も言っていたほど更新は難しいと思われた記録を塗り替えられる瞬間が来たことは感動的です。
どれくらい凄いか?
NBAのレギュラーシーズンは82試合。
レブロンがNBAデビューしてから全試合に出場して、全試合20得点を記録しても
1シーズンで稼げる点数は1640点です。
20年間1試合も欠場することなく、その活躍を続けても、3万2800点で、歴代5位のマイケル・ジョーダンをようやく追い抜く程度になります。そのペースの得点だと今回の記録を達成するには23年以上かかってしまいます。
日本人のNBAプレイヤーである八村塁選手や渡邊雄太選手が1試合20得点を記録したとなれば、日本のメディアは大いに盛り上がるでしょう。
『NBA Rakutenサイト』では
「八村選手がレブロンの記録に追いつくには、60年間プレーしなければならない」と揶揄されています。
つまり、キングレブロン…本当のバケモンなんです。

出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/basketball/2018/06/01/nba___split_3/
記録達成の背景にある数々の「偶然」
この偉大な記録達成の背景に、
「これは偶然なの?」と目を疑ってしまうようなことがたくさんあります。
1)カリームの記録について
カリームがレブロンの前に歴代最高得点を記録したのは1984年です。
レブロンが産まれたのは、1984年なのです。
2)レブロンの背番号について
レブロンがNBAデビューしてから2021年まで身につけていた背番号は「23」
歴史的瞬間は、2023年に起きたのです。
また、「23」はバスケットボールの神様と言われる、マイケル・ジョーダンと同じ背番号です。
3)達成した日付にまつわる話
これは日本人的な目線ですが、歴史的瞬間は日本時間で2月8日でした。
ロサンゼルス・レイカーズのロスター(チームメンバー)には、日本人の八村塁選手が在籍しています。彼はレイカーズに移籍後、背番号28番をつけています。

出典:https://number.bunshun.jp/articles/-/856370
「28」この数字は、NBAレジェンド、故コービー・ブライアントの愛娘であるジジの背番号「2」と、コービーの背番号「8」を組み合わせたものであり、八村選手の誕生日である2月8日と重なります。
八村選手がレイカーズでデビューを果たした日は、日本時間とややズレが生じているものの、コービー・ブライアントとジジの命日であったと言われています。
全て「偶然」でこの瞬間を迎えていることに、「必然」を感じてしまいます。
巡り合わせとか、縁ってやっぱりあるよなぁ!!
って思わされる出来事が起こっていると思います。レイカーズというチームが何かを持っている可能性もありますね。
「偶然」と「必然」
偶然とは、他のものとの因果関係がはっきりせず、予期できないような仕方で物事が起こること。
必然とは、かならずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないこと。
レブロンの記録更新は彼の努力の賜であり「必然」だったとするならば
そこで起こる奇跡的な巡り合わせというのもまた「必然」とも思えてきます。
自身の身に起こることのおおよその出来事は
「偶然」ではなく「必然」であると思います。
勝利の女神は、細部に宿る という言葉がありますが、
当たり前のことをひとつひとつ、一生懸命取り組んでいけば、
いつか、そのひとつひとつが1本の線でつながるような出来事が起こる
それはもう、「偶然」ではなく「必然」でしょう。
レブロンと同い年の僕。
自分は高校を卒業した後、色々と紆余曲折ありましたが
その間ずっと、世界最高の舞台で常に最前線で活躍し続け、
なんならまだあと5年くらいは続けれるんじゃ無いか?ってくらいのコンディションを保っているレブロンには脱帽というか、もう頭皮から全部もってかれるくらいの感じです。
これからは、もっとレブロンを応援したいと思います。
やまぐちコーチ
ダイアモンドバスケットボールスクール